2020年4月、今年の春の訪れはいつもに比べて早かった。4月に入ったばかりなのにもかかわらず、京都の桜は散ってしまいそうだ。
そんな暖かいゆっくりとした時間が流れる休日。僕は午後2時に目を覚ました。
カーテンを開けると体を包み込むような春の優しい陽の光が差し込む。
思わずベランダに飛び出すと、車が走るエンジン音、隣の部屋で掃除機をかける音、鳥のさえずり、踏切、学生の喋り声、他にもいろいろな音が耳に入ってくる。
もうそんな時間か。
深呼吸して身体を目一杯に伸ばした。
すると、「ぐぅ」とお腹がなった。
「さあ、何を食べようか。」
仕切り直して。。。
僕には文才というものがまるでないのでこの辺に留めておきます。
普段はガジェット・カメラ・生活雑貨についての情報を発信する記事を書いているのですが、たまには息抜きにこんなのも良いかなあ、なんて思いパソコンに向かって文章をつらつら書いているところです。
今回の朝ごはん、兼お昼ごはん、兼3時のおやつに選ばれたのは「フレンチトースト」。
前の日に「牡蠣のアヒージョ」を作って食べるために、行きつけのパン屋さんで購入した、小麦の良い香りのする大きなバケットがまだ半分くらい余っていたので。
作っていきましょう。

使った材料はこんな感じ。2人前くらい作っちゃいました。
材料
- 行きつけのパン屋さんで購入したバケット 1/4 本ぐらい
(スライスにすると3枚か4枚くらいでした。) - バター(焼く時に使います)
- メープルシロップ
卵液
- 全卵3個
- 牛乳150ml
- 本当に大丈夫???と感じてしまうほど大量の砂糖
(ちゃんと言うと砂糖40グラム程度) - バニラエッセンス
- ラム酒
卵液の準備。
卵液の作り方はカンタン。
まず卵をボウルに全て割り入れ、砂糖を加え、気が済むまで混ぜます。
気が済むまで。
混ぜることに満足したら、きっとボウルの中の卵黄と卵白は綺麗に混ざっていることでしょう。
ここに牛乳150ml、バニラエッセンス数滴を加え、混ぜます。
さてやってきました。次が肝心なポイントです。フレンチトーストを作る上で最も重要なポイントです。もう皆さんお分かりですよね。そうです。こいつです。

「ラム酒」です。
こいつを入れるのと入れないのでは全く話が違ってきます。
パラレルワールド。
並行世界。
永遠に出会うことのない生き別れた兄弟。
というわけでラム酒を大さじ2程度卵液に入れます。
こんなカンタンなことで世界が変わってしまうならやるしかないですよね。
ラム酒を入れて、軽く混ぜれば卵液は完成です。カンタンでしょう。
パンを漬け込む。
それではパンを漬け込んでいきましょう。
先ほど作った卵液にスライスしたバゲットをダイブさせていきます。どんどんダイブさせていきます。おっと、バゲットたちがプールに入った小学生のように喜んでいますね。
ここでポイント。
卵液をしっかりと染み込ませて中心までフワッフワとろっとろのフレンチトーストに仕上げるためにひと工夫。
バゲットを卵液に浸した状態で電子レンジで500Wで30秒程度加熱します。
これだけで卵液が全て吸収され、バゲットが今にも崩れそうなほどとろっとろになります。
焼いていく。
さてお待ちかね。
これまで手間をかけて準備してきたとろとろのバゲットを焼いていきます。
まず、スキレットを用意。
(フライパンを用いても作り方など同じですが、スキレットの方がなんとなく見た目が良い気がするのでスキレットを用います。
これは完全に気分です。)
スキレットにバターをたっぷり目に入れ、コンロに火をつけ、バターを溶かします。
バターが溶けたところで火力を弱火にし、バケットを焼いていきます。
弱火で4分ぐらい、フタをして気長に待ってみます。
たまに裏面を覗いてみたりして、焦げてないか確認することも忘れずに。
裏面が良い感じになったところでひっくり返す。
ここで注意が必要。
バゲットはかなり崩れやすい状態ですので、ひっくり返す時に形を崩さないように気をつけましょう。
無事ひっくり返せたならあとはもう楽勝。勝ちを確信していただいて大丈夫です。
裏面に良い感じに焦げ目が付くまで弱火のまま加熱し、
「ああ、もう良いかな、美味しそう、、早く食べたい、、。」
そう思った瞬間、火を止めます。
完成です。

完成です。早く食べたいですね。

別アングルからもう一枚。でもなんか物足りない。
最後の仕上げ
どうしても物足りなさを感じてしまったため、最後の仕上げに「メープルシロップ」と「追いバター」によって映えを狙っていきます。
その様子を動画におさめたので是非ご覧ください。
(実は恥ずかしながらこれが人生史上初めての動画編集&Youtubeへのアップロード。)
そしてパシャリ。

素晴らしい。一段と美味しさがパワーアップしたように感じられます。
見た目って大事。カロリーって大事。

別の角度からも。
メープルの甘い香りがフレンチトーストからでるあたたかい空気に乗せられて部屋中に広がっています。
味はもちろん最高。
ラム酒を入れたことにより甘さの奥に鼻から抜けるラム酒の香りがオトナな深い味わいを作り出しています。

休日の午後3時。
ラム酒香る極上フレンチトーストを食べて優雅な時を過ごしてみませんか。